ニチイ

適正なコーディングを実施

DPC検証支援システム「DPC革命」

経営の効率化・適正化をサポート

DPC検証部署 「マンパワーによる検証」から DPC検証システム 導入 「システムを使った検証」へ 効率的かつ適切なコーディング

DPCの点数表は、診断群分類ごとの前年度の全国平均の実施を元に設定をされており、最新の診療実態を反映した点数が設定される仕組みとなっています。DPC/PDPSが適切に運用され、全国の急性期医療が適切に提供されるためには、診断群分類ごとに診療実態にあったDPC点数が設定されることが不可欠であるため、全国のDPCに関連する医療機関において適切なDPC コーディングが求められます。

病院向け

こんなお悩みや課題はありませんか?

  • 適切なコーディングによる請求を行い、指導・監査、返戻の防止につなげたい。
  • 人による検証作業を行っているが、検証作業の効率化を図りたい。
  • 退院請求書発行前に検証し、患者請求の誤りをなくし患者サービスの向上に努めたい。
  • DPC実務担当者・事務員による医師への病名確認に時間がかかり困っている。

ニチイならではの特長

有効な病名判断が可能

「実施した診療行為等に対して最も点数が高かったもの=医療資源を最も投入したもの」として候補病名(ICD)を表示します。

分岐条件を考慮したDPC選択が可能

全ての診断群分類の情報を当社独自に関連付けたマスタにて分岐条件を確認し、請求を行うべき正しい14桁を表示します。

様式1とEFファイルの整合性チェック

「手術情報」「化学療法の有無」「予定・緊急医療入院」の差異・整合性チェックを行います。

サービス概要

短時間で的確な診断群分類の検出を行い検証レベルの平準化を実現

厚生労働省へ提出するデータファイル(様式1、ファイルD・E・F)を本システムに取り込むことで、1回の入院中に投入した医療資源(診療行為・投薬・検査等)を積み上げ候補傷病名を抽出。さらに、分岐条件を検証することで、適正な診断群分類を導き出します。

医療機関 ①レセプト端末/オンライン請求端末 請求用ファイル出力 株式1/D/E/Fファイル出力 ②取込、検証、試算処理 ③出力 確認帳票(診断群分類確認票) 院内審査 ④診断群分類確認 医事課 医師 ⑤医事会計システムのデータを修正 厚労省提出用ファイルの修正 ⑥厚労省様式ファイル提出 媒体送付 厚労省 審査支払機関請求用ファイル提出 インターネット網 オンライン請求 または 媒体送付 審査支払機関(支払基金/国保連合会)

DPC革命の機能

検証結果は患者毎に一覧表示され、判定は以下の1~3について〇・×で表記します。

  • DPC病名:最も医療資源を投入した傷病名と合致しているか
  • 疾患コード:疾患コード6桁とICDとの組合せが合致しているか
  • 分岐8桁:分岐条件が合致しているか

検証結果は、「患者詳細情報」画面で1患者ごとに詳細情報を表示し、個別に様式データと試算結果の内容を確認することができます。

  • 画面の表示ボタンをクリックすると詳しい機能解説がご覧になれます。
  • 表示されている医薬品、診療行為、検証結果等はイメージを掲載するものであり、医学的根拠などは一切ありません。
積み上げられた診療内容の表示 会計カードの表示 最も医療資源を投入している症傷名の表示 請求予定(検証前・検証後)のツリー図表示

主な出力帳票

帳票名 概要
1 検証結果一覧表 検証結果の○×を表記し、データ内容の医療資源を最も投入した傷病名のICD、疾患コード、診断群分類番号とシステムでの検証結果を表記します。また、特定入院期間超えやDPC対象外理由、高額薬剤情報が印字されます。
2 検証結果確認票
  • 平成29年4月追加
1患者ごとに検証結果の詳細を表示。
検証結果が「×」の箇所について確認することができます。
3 診断群分類確認票 患者情報や当初の内容、積み上げられた診療行為や試算結果が患者ごとに確認できるため、医師への確認帳票として活用できます。
4 試算結果一覧表 データ内容と試算結果、試算前と後の変動点数等が表示されます。検証結果から適正な診断群分類を選択して、どのくらいの変動があるか、確認することができます。
5 DPC算定・出来高算定点数一覧表 「データ内容」または「試算」のDPC請求点数と全て出来高で算定した点数との比較を表記します。
6 定義副傷病分岐一覧表 「データ内容」または「試算」の診断群類番号14桁のうち13桁目の定義傷病名が「0:なし」の患者を表記します。
7 高額薬剤使用患者一覧表 高額薬剤使用患者について、使用している高額薬剤名・初回実施日・適応症等を表記します。正しく請求されているか確認することが出来ます。

導入効果

収益改善

適切なコーディングによる請求を行うことで指導・監査、返戻の防止に繋がります。また、院内におけるDPCやクリニカルパス等において、正確な分析が可能になります。

事例
全体件数の約2%、請求点数にして約40万点の誤差を発見。

医師・事務の負担軽減

実際の医療資源(診療行為・投薬・検査等)から、積み上げを行うことで傷病名候補を導き出し、医師の病名付けを支援することが可能です。また、DPC実務担当者・事務員による医師への病名確認を容易に促すことが可能です。

作業の効率化と平常化

「DPC革命」を使って検証を行うことで、人による検証作業を全件の目視確認から30%程度まで削減することができ、作業の効率化を図ることができます。また、検証者の能力に左右されない高精度な検証を行うことができます。

患者サービスの向上

退院分請求書発行前に検証することで、患者請求の誤りをなくすことができ、追加請求や返金を行う必要がなくなります。

人材の有効活用

「DPC革命」による作業の効率化により、診療情報管理士をがん登録業務等へ配置換えを行うなど、院内の人材を他の業務へ有効活用することができます。

サポート体制

マスタ更新はCD-ROMで自動更新
制度改正や薬剤の追加・廃止、病名の廃止など、最新情報は毎月更新用CD-ROMを送付します。
アフターサービスも安心
お客様に安心してご利用いただくために、サポートセンターを設置。
マスタ関連や操作・運用に関するお問い合わせにスピーディにお答えします。また、システム保守要員による障害時のサポートにも対応します。

お問い合わせ

サービスのお申込み・お問い合わせは最寄りの支店まで。フォームやお電話でも承ります。

医療関連のよくあるご質問