ニチイではたらく人

ご利用者さまの物語を、
明るいシーンでいっぱいに。

村井 駿次郎

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
神戸支店/ニチイケアセンター神戸松宮台
2016年入社

わたしのWork

昨日よりも今日、
笑顔が増えるように。

僕がはたらくグループホームでは、認知症の方が共同生活をしています。認知症は、完治することがほぼありません。だからこそ、症状とうまく付き合いながら、楽しく過ごしてもらいたい、というのが僕の想い。例えば「スタッフへ挨拶をしてみよう!」など、目標を一緒に考えてみたり、イベントを企画したり。少しでも毎日に笑顔が増えるように心がけています。

1年目のときには、僕の発案でハロウィンイベントを行いました。初めて書いた企画書は、足りないことだらけ(笑)。でも、先輩が一緒に書き直してくれたり、他のスタッフも仮装アイテムを持ってきてくれたりして、みんなの後押しで実現できました。当日は、近所の子どもたちが、仮装して遊びに来てくれたんですよ!ご利用者さまも大喜びで、たくさんの笑顔を見ることができました。

スタッフは僕が困ったとき、いつも力を貸してくれます。介護福祉士の資格をとったときには、実技試験の対策を付きっきりで2時間教えてもらいました。いつだってチャレンジを応援してもらえるのは、とても心強いです。

「空を見て」の一言が、
上を向かせてくれた。

忘れられない会話があります。ある雨の日、散歩に誘ってくれたご利用者さまに連れられて、雨がしのげるベンチでお話をしていました。すると不意に、ご利用者さまが「空を見て」と言ったんです。見上げると、どんよりした雲がゆっくり流れていくだけ。雨の日なのになんで空?と思った僕に、その方は「雲の流れを見ると、気分が落ち着くのよ」と。その瞬間、ただの曇り空が一気に違う見え方に変わりました。

当時は、立場が上になったばかりで、仕事に追われ、ご利用者さまとゆっくりお話しする余裕がありませんでした。そんな僕を気遣って、その方は、きっと声をかけてくれたんですよね。すごく衝撃を受けて、ご利用者さまからたくさんの元気をもらっていたことに、改めて気づくことができました。

以前は、僕がご利用者さまに「やってあげる」ことが介護だと思っていましたが、今は違います。ご利用者さまの人生の主役は、ご利用者さま自身。その人生の一部を預かって、明るい時間を過ごしてもらえるようサポートすることが、僕らの役割だと思っています。これからも、ご利用者さま一人ひとりと向き合う時間を、大切にしていきたいです。

わたしのLife

休日の僕は、「小説家」。

実は、1年ほど前から小説を書いています。頭に浮かぶ情景を文章にしながら、「このシーンはどう伝えよう」「この言葉よりも、別の表現がいいかも」と考えるのが、とにかく楽しくて。夢中で書いていると、あっという間に休日が終わってしまいます。完成した小説をサイトに投稿して、「いいね」やコメントで反応がもらえるのも楽しいですね。

僕は、仕事とプライベートはきっちり分けて考えるタイプ。職場と家、オン・オフのスイッチを切り替えて、うまくリフレッシュしています。なんですが…、少しお休みをいただいた後は「全然はたらいてないなぁ」と感じることも(笑)。やっぱり仕事、好きなんだなぁ。

エントリー