生きるということ。ちょっと外までお散歩すること。新しいレシピを覚えること。お洗濯物を干すこと。
お風呂に入ること。
楽しくおしゃべりをすること。たまにはケーキをいただくこと。
ぐっすり眠ること。眠れなくなること。大笑いすること。
涙が、こぼれそうになること。
ひとりなら普通の日常も、
ふたりなら、ちょっぴり豊かになるのはなぜだろう。しんどくてさみしくてやるせない時も、
誰かといっしょなら、そのうちなんとかなる気がするのは
なぜだろう。
暮らしの中に、笑顔の時を
添える介護の仕事は、人の人生から、
不安な時、さみしい時を、微力でも減らすことができる仕事です。
たとえ大切な人の顔が
思い出せなくなっても、重たい病気になって、
からだが言うことをきかなくなっても。決して、その人らしさが
なくなることはない。人が幸福をあきらめることはない。
たいせつも、たいへんも、前向きも、うしろ向きも、
ぜんぶ抱きしめる。介護の仕事が「まもっている」のは、人間の愛おしさなんだ、と思います。
日常のあり方が変わり、そのかけがえのない尊さに
人々があらためて気づいた今。その日常を支える介護業界の人材は、
変わらず不足したままです。
介護の仕事にたずさわる人が
足りないということは、地域を包む、やさしさが
不足しているということ。社会を支える、やさしさが
足りないということ。
人が好き。
人によろこばれることが、
いちばんうれしい。困っている人に、
声をかけずにはいられない。 そんなあなたにこそ、知ってほしい、
介護の仕事です。