働く社員インタビュー
社会環境の変化に対応しながら、
新たな領域への開拓にチャレンジ

清水 重博さん
- 2004年入社
- 医療関連事業本部 事業推進部
入社後、支社へ配属となり約6年、10件以上の医療現場の経験に加え、支店の営業活動支援などを担当。
その後、本社へ異動し、全国の広域営業部隊の一員として北海道・東北担当となり、新規医療機関の受注や既存医療機関の契約維持などにも貢献。
2016年には医療関連事業の支店長として、2つの支店長を経験し、5年間従事。
2021年からは現在の部署へ着任し、現場経験や支店長経験を通じて、予算達成に向けた事業推進全般を担当。

髙下 美桜さん
- 2018年入社
- 医療関連事業本部 運用企画部 運用企画課
入社後、約1年半は事業現場にて入院算定業務に従事。
2年目からは現在の部署へ異動となり、適正な業務遂行・サービス品質向上に向けた研修・施策立案などを担当。

現在の業務内容とやりがいや
大変なことについても教えてください。

事業推進部は、約100人くらいのメンバーがいる部署です。予算達成に向けた、営業・病院経営支援・システム関連・コンプライアンスなど専門チームに分けて業務推進しており、ミッションである「予算達成に向けた業務推進」「数値管理」「コンプライアンス遵守」に向けて人数が多い分、メンバーのベクトルを合わせる事の難しさはあります。
しかし、各メンバーが支社・支店をサポートし、各KPI達成出来た時の喜びは仕事のやりがいに繋がっています。

運用企画部は、事業現場の企画・管理がメイン業務となります。
企画面では働きやすい職場環境づくりに向けた事業現場のサポートや仕組みの構築、表彰制度の推進、管理面では適正な業務遂行・サービス品質向上に向けたお客様満足度調査や接遇・業務精度の管理・研修等も行っています。また年に1度、QCサークル活動の本社事例発表会や、スタッフが接遇技能やコミュニケーションスキルを競う接遇コンテストも主催しています。
事業現場の声に耳を傾けながら施策を発信する中で、この仕組みがあってよかった・このツールを求めていたという声をいただけると、とてもやりがいを感じます。働きやすい職場環境づくりは広いテーマだからこそ、やりがいとともに課題も多くチャレンジではありますが、人財育成の分野はより強化していきたいと感じています。

"点から線へ、
仕事の「先」を見据えた行動を"
所属する本部で成長を実感したエピソードはなんですか?

仕事の「先」を意識して主体的に動けるようになった時は、自身の成長を実感しました。
入社2年目で本社に異動した当時は、業務を点で捉えてしまっていましたが、年数を重ねるごとに、「事業現場や顧客にどう影響するのか」をより意識するようになっています。例えば、医療機関の収益に関わる診療報酬点数(1つの医療行為ごとに決まっている医療機関が受け取る報酬の点数)の改定がある年は、ニチイで請け負う事業現場の算定業務を間違いなく行うために、何が必要でどんなサポートができるのかを考えます。
また、社内ツールのニチイアプリから配信している研修記事や社内報では、社員の意識やスキルにどのように繋がるか、業務で役立つ内容か、ニチイ学館としての帰属意識に繋がるかなどを意識して作成しています。
本社の仕事は、事業現場と直接的に隣で仕事をしているわけではなく、間接的になることが多いので、取り組む仕事の「先」は何か、そのためには何が出来るのかを意識して動くことは、今後も続けていきたいです。今では後輩にも積極的に伝えています。
現在の医療業界の市場課題を踏まえ、
医療関連事業本部としてのミッションや戦略についてお聞かせください。

人口動態の変化、医療機関の経営状況の悪化を踏まえ、当社において、今よりも働きやすい環境づくりの実現と医療機関における経営改善に如何に貢献出来るかが、医療関連事業本部のミッションだと考えています。
また当社の介護や保育とは異なり、医療事務は国家資格ではありません。そのため、社会的な認知度の低さにより、医療機関に果たしている役割の脚光が浴びづらい状況もあり、人財の確保や定着に課題を感じております。この課題を打破する為の選択肢として、業務の生産性を高め、効率化を進めるツールとして、医療DXの取組みを進め、医療従事者の負担軽減に繋げる取組みを推進しています。
もう1つの市場課題は、病院の約7割が赤字経営となっている事です。赤字解消や医業収益向上に向けては、患者満足度のUPや適正な診療報酬請求が不可欠であり、非常に私たちが担っている役割は大きな社会的意義・貢献度が高い業務となっております。実際、髙下さんの部署が毎年行っているお客様満足度調査でも、病院側からの要望は増収提案が一番多いのが現状です。
このように常に私たちは社会環境の変化に応じて、方針や戦略を見直し、新たな医療事務の価値を高めてチャレンジしている状況です。