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尿モレとは

尿モレとは?

人間は、膀胱に尿がたまると、この情報が脳に伝わり「おしっこをしよう」という信号(=尿意)が出されます。
そして、トイレまで尿が出ないように脳がコントロールしますが、このシステムが何らかの理由でうまく機能しなくなり、自分の意思とは関係なく尿がもれてしまう状態です。
くしゃみや咳、笑ったり、重いものを持った時にオシッコがもれた、トイレに行ったのに間に合わずに失禁してしまったなど、「尿モレ」といってもタイプによって症状も様々です。「もしかして...?」と思ったときや下記の項目にあてはまるものがあれば、そのまま放置せず早めの対処をおすすめします。

  • 妊娠・出産後におしっこが漏れやすくなった
  • 寝ているあいだ2回以上トイレに行く
  • 水の音を聞いたり水に浸かると急激に尿意が高まる
  • 重たいものを持つなどお腹に力がはいったひょうしに漏れる
  • おしっこをした後にも残尿感がある
  • トイレに行くまで我慢できない
  • くしゃみや咳をすると漏れる
  • おしっこがちょろちょろしか出ない
  • 尿意がはっきりしない

女性に多い排尿トラブル

尿モレは特に女性に多く、成人女性の4人に1人、40歳以上では3人に1人が経験していると言われています。
その理由に女性のからだは男性と較べて尿がもれやすい構造であることが挙げられます。
尿道の長さや形は男女で異なります。男性の尿道の長さは約16~20cmで細い形状なのに対し、女性は3~4cm程度で直線的で太い形状であるため、尿モレしやすい構造と言えます。
更に、たまった膀胱内の尿が外に出ないよう、反射的に尿道口を閉める働きをする「骨盤底筋」は、出産に備えて男性よりも女性の方が柔軟に設計され、緩みやすいのが特徴です。
そのため、出産を経験した女性は骨盤底筋に負担がかかっていることから、尿モレに悩む約9割の方が出産経験者とも言われています。

また、中高年になって筋力が低下してくると、骨盤底筋も低下するため尿道口をキュッと締めることができず、尿がもれてしまいます。
特に出産を経験した女性は、中高年になったときに尿モレのリスクが高くなります。

成人女性の4人に1人、40歳以上では3人に1人が経験していると言われる尿モレ。悩んでいるのはあなただけではありません。

尿モレのタイプ

「尿モレ」と一言でいっても、タイプは様々。ここでは主な症状や原因をご紹介します。

腹圧性尿失禁

症状
せきやくしゃみをしたとき、笑ったとき、重い荷物を持ったり走ったりしたときなど、お腹に力が入ったときに尿がもれるケース。1回の尿量は少量。高齢者を除けば、女性で最もよくみられる尿モレのタイプです。
原因
尿道口を閉める働きをする「骨盤底筋」の力が落ちて、尿道を締める力が弱くなったことが原因です。腹圧性尿失禁の9割が出産経験者だと言われ、妊娠・出産によって骨盤底筋が緩んだり切れたりした場合が考えられます。

切迫性尿失禁

症状
突然強い尿意に襲われ、トイレに行くまでに我慢できずもらしてしまうケース。すぐトイレに行っても、下着を下ろしている間にもれてしまうこともあります。1回の尿量は多く、高齢者に多くみられるタイプです。
代表的な症状に、トイレのドアに手をかけたときや水に触れたときに急激な尿意を感じる「ドアノブ尿失禁」「手洗い尿失禁」という症状があります。
原因
脳と膀胱がうまく連動せずコントロールできなくなった結果、膀胱が勝手に収縮してしまうことが原因です。

溢流性尿失禁

症状
排尿がうまくいかないために、膀胱から尿があふれて、少しずつ漏れてしまうケース。女性ではわずかで、前立腺が肥大しやすい中高年の男性に多くみられます。
原因
尿が出にくくなる排尿障害が原因です。前立腺肥大により尿道が狭くなることで排尿障害になるため、男性に多い症状といえます。

機能性尿失禁

症状・原因
膀胱や尿道に異常があるわけではなく、排尿の機能は正常ですが手足が不自由だったり判断がうまくできず尿モレを起こすケース。歩行障害のためトイレまで間に合わない、認知障害のためトイレの場所が分からなくなってもれる場合などがあります。

その他のタイプ

頻尿による尿モレ
頻尿の人は、時や場所を選ばず頻繁に尿意を感じるため、結果的にトイレまで間に合わず漏れてしまうことがあります。頻尿は膀胱炎が原因で引き起こされることが多いです。

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