
- 発表者
- 墳原 恵都子(生活相談員)
- 宮﨑 久美子(介護リーダー)
- 増田 有利江(計画作成担当者)
ニチイケアセンター茜部(有料老人ホーム)
お客様プロフィール
A様 / 80代 / 男性 | |
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要介護度 | 要介護3 |
課題 |
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取り組み
仮説
職員が情報を共有し、介護計画の根拠となっているアセスメントを意識し、ケアが統一されることで、認知症のお客様の不適応行動が改善するのではないかと考えました。
取り組み内容
- アセスメントに対する職員の意識を、事前事後でアンケートを行い、対比しました。
- 職員の変化に伴う、お客様(1名)の不適応行動を対比しました。
結果
職員のアセスメントの意識が変わり、ケアが統一されたことにより、お客様の不適応行動が改善しました。
考察
職員のアセスメントに対する意識が変わり、ケアを統一することで認知症のお客様の不適応行動に変化があることが、明らかになりました。アセスメントの重要性を職員が理解し、表面的な状態だけに目を向けるのではなく、ケアに対する職員の共通認識が必要であると考えます。お客様のありのままの状態を詳細に把握し、お客様がよりよく暮らすために、お客様の視点に立ってサービス提供することが大切です。
結論
お客様の情報を得るには計画作成担当者が、様々な視点からアセスメントを行うが、認知症のお客様の周辺症状の要因を探るには、生活暦や習慣からもアプローチすることが必要であり、センター方式等きめ細かいアセスメントがより有効であると思われます。今回は、センター方式の全てを学ばず、一部を導入しました。今後、センター方式の勉強会を行う事で、すべての職員が、認知症のお客様へ適切なアセスメントができ、見えてくる要因を分析できるようになると考えます。